荒川区のコロナ感染状況について

 早いもので2021年に入ってはや1ヶ月が過ぎました。2020年はコロナに始まりコロナに終わりました。日本で初感染者が昨年1月15日に確認されてから1年が過ぎ、1月7日には2回目の緊急事態宣言も一部都県に出されましたが、あともう少し我慢が必要なようです。世界の累計感染者数は、1月27日に1億人を超えました。
 健康危機管理調査特別委員会に委員として今年度は参加しています。春から6月15日、7月28日、12月15日、1月19日に開催しています。元々平成22(2010)年までは震災対策と一緒の震災対策・危機管理調査特別委員会だったものが、平成23(2011)年に独立して「健康・危機管理対策調査特別委員会」になって今にいたります。独立したきっかけは、平成21(2009)年の新型インフルエンザの世界的流行です。調査項目としては、①新型インフルエンザ対策に関すること、②放射能汚染による被害対策に関すること、③エネルギー・節電対策に関すること、④地域防犯対策に関すること、最近は⑤東京女子医科大学東医療センターの移転計画に関することです。
 今年度のテーマは、4回とも新型コロナウイルス感染症対策でした。直近の1月19日の委員会の報告では、荒川区内の新型コロナウィルスの累計感染者数は、1,231名。12月14日~1月13日の1ヶ月の感染者数は495名、入院57名、宿泊療養156名だそうです。そのうち、有症状が83%、20~30代48%、陽性率は10%でした。残念ながら亡くなられた方は13名で、基礎疾患をお持ちの方でした。自宅療養者は増えていて、血中酸素濃度を測る46台あるパルスオキシメーターを貸し出したり、買出しに行けない家庭に食料配達をしているそうです(今後は都の自宅療養フォローアップセンターで行うそう)。
 荒川区が発信している最新情報はこちら。
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a034/kenkouiryou/kansenshou/corona_hasseizyokyo/index.html (下の方です)
 国と都の他に区独自の対策としては、①4月28日以降に生まれた新生児に給付金、②コロナ専用病床12床確保、③医療従事者のコロナ対策特別給付金、宿泊・交通費支給、④介護・障害福祉事業所特別給付金、⑤(国と都対象外の)訪問介護サービス・老人ホーム等でのPCR検査、⑥自宅介護での陽性介護者の支援(要介護者の施設・医療機関での受入れ、訪問介護の提供)、⑦幼稚園と保育園の職員にクオカード分進呈、ひとり親の方々にクオカード進呈、⑧プレミアム付き区内共通お買い物券発行(プレミアム1割→2割)等を行っています。
 昨年は「新しい日常」にも対応して、YouTube荒川区公式チャンネルで情報発信したり、「喜寿からの健幸づくり」や「転ばん体操」「街なか商店塾」「あらかわ今昔物語読み聞かせ」の動画配信をしたりしています。荒川区議会にもYouTubeチャンネルがあります。また本会議・委員会の音声中継も行っています。この前「震災対策調査特別委員会」を聞きましたが、かなりスムーズに聞けました。意外と面白いんですよ。ぜひご視聴くださいね。

YouTube「荒川区議会チャンネル」
https://youtube.com/channel/UCo3xtLRs8DQXs0PTvFn86UA

「委員会録音中継」
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/gikaisenkyo/kugikai/rokuonchuukei/index.html

写真は、改装中のあらかわ遊園の観覧車が女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなんで、 11月12日~18日の期間、紫色にライトアップしていましたので、消防団会議の帰りに撮りました。