議長退任ごあいさつ(2021年5月26日)

<荒川区議会第68代議長を2021年5月26日の本会議で退任させていただきました。その時の本会議場での退任あいさつを掲載いたします。>

辞職をご許可いただきまして、ありがとうございます。退任に際して一言ごあいさつ申し上げます。

在任中は、区議会議員のみなさま、また西川区長はじめ、理事者のみなさま、会議はもちろん様々な面でご協力を賜りましてありがとうございました。とりわけ、いつも隣で適確なサポートを頂けると信頼しておりました保坂副議長、本当にありがとうございます。

コロナに始まりコロナに終わった1年間でございましたが、荒川区議会では1人の感染者も出すことなく、議会を無事に開会できましたこと、みなさまの忍耐と努力に心より感謝申し上げます。そして、保健所をはじめ、コロナ対策を最前線でがんばって、区内の感染者の数を少なく抑えてくださっている荒川区の職員のみなさまの働きにも深く感謝いたしております。

そして、いつも献身的に働いてくださっております議会事務局のみなさまにも感謝申し上げなくてはいけません。ありがとうございました。

この1年を振り返りますと、あれだけ沢山来ていた全国からの視察もほとんど無く、区の行事もリモート開催か中止、1年を過ぎるころにはもう少し挨拶が上手になってるはずだと思っていたのに、残念なことではありますが、2月会議の再開発の陳情審査において57回採決したことや、年度末に区議会の「政務活動費の取り扱い基準・手引きの改定」がみなさまのご協力で行えたことが思い出されますし、個人的には、3月に「荒川区議会会議規則の一部を改正する規則(きそく)」で、議員の欠席事由として「出産」「介護」等を追加できたことは、議長として時代の変化への対応を一歩進めることができたのではないかと自負しているところであります。

また、特別区 議長会や競馬組合、清掃 一部事務組合の議会で飯田橋の区政会館まで通ったことや、東京都後期高齢者医療広域連合の議会の議長を務めさせていただいたのも、たいへん貴重な経験でございました。

議長の職を辞する理由につきまして、議長は、議会の代表として、会議を円滑に進行し、本会議の開会、閉会の宣言や議会に関する事務処理をすることが仕事でありまして、たいへん栄誉なことではありましたが、区議会議員4年の任期におきまして、これ以上区民の代表として荒川区についての一般質問ができないのは、私にとっては困ったことでありまして、区民に申し訳が立たないので、このたび辞職を決心させていただきました。9月会議においては、一議員に戻り荒川区民の明るい未来の戸をあけるために質問させていただく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。そして、あと少し。コロナが終息いたしましたら、できなかった分を取り戻すつもりで大いに交流を復活いたしましょう。

これを持ちまして議長退任にあたってのみなさまへの御礼の挨拶とさせていただきます。1年間本当にありがとうございました。